「思い込みを排除し、行動事実に注目するための採用基準を作る」
「優秀な人材を獲得することが、採用の目標です」
組織の採用担当者は、ほぼ皆こう言う。
そこで「優秀な人材って、どんな人材ですか?」と聞くと、
たとえば次のような回答が得られる。
- コミュニケーション力がある。
- 自頭力がある。
- 国際的に活躍できる。
そこでさらに「コミュニケーション力って何ですか?」と聞くと、
今度はほとんどの方がう~んと唸って、
「誰とでも打ち解けられる」とか「相手を説得できる」とか、
やっぱりちょっと具体的なイメージの湧きづらい回答をされる。
「どんな人を採用したいか」というのはつまり、
「(ある状況において)どんな行動をとる人を採用したいか」
だから、採用の計画にあたっては、
いわゆる「求められる人物像」を分解して、
「求められる行動レパートリー」を決めることがスタートとなる。
(※)行動レパートリー: 要は、カラオケの持ち歌(レパートリー)のようなもの。
身についている行動の集合。たとえば、自然な笑顔、
http://tsunagu-concierge.jp/2015/01/09/mailmagazine-backnumber-31/
また明日に続けます。