「やはり、相手の言い分を聞いて、受け止める」

おはようございます!
つなぐ経営コンシェルジュの小室です。

先週のメルマガで、「これだけは言っちゃいけない上司のセリフ」をご紹介しました。
http://tsunagu-concierge.jp/2015/05/25/mailmagazine-backnumber-114/

その際には、部下への説明の根拠、つまり求める行動の必要性や目的を
「自分の言葉で」伝えることの大切さに触れました。

そして昨日、ある読者の方から次の質問を受けました。

「このテーマが取り上げられたということは、組織ではこの手のことが日常的であるからだと思います。
どう考えても上からの指示がおかしい時、間違いである時、そしてそれを部下も十分に分かって居ながら、それでもその指示を遂行しなければならない場合、上司は部下に何と言い、どの様に対応したら良いでしょうか。」

とても難しい状況だと思います。
実は私も何度も似たような経験をしてきました。

「こんな進め方で、周囲の理解が得られるはずがない」
「個人的には部下の言い分を認めたいのだが、会社のルールがそれを許さない」

特に世界金融危機の後には、状況がそれまでとガラッと変わってしまい、とても辛い事が多かったです。

頂いた質問に対して、私の経験談をお伝えするならば、結局できた事といえば、
相手の気持ちを慮りながら、言い分を全て受け止めつつ、会社の論理を柔らかく伝えるという事だけです。

「ん?なに?それは就業規則でできない事になってるから、私に言われてもどうしようもないから。」
これを聞いたら、部下はどう思うでしょうか?
たとえいくばくかでも自分の気持ちをくんでもらっていると、感じられるでしょうか?

あなた個人の意見と会社の見解がぶつかり、その場ではどうにもできないという事は、よくあると思います。
だとしても、まず、相手の話を聞き、その状況を知り、何に困っているのか知ることはできるはずです。

「そうだよね。そうできたらいいよね。私も同感だよ。」

相手の側に立った言葉と態度で誠意を示しつつ、できる限り会社に対して意向を伝えられたら、
部下にとっても(残念ながら結果は望み通りにならなかったとしても)言った甲斐があると思いませんか?

また、多少のリスクはあるかもしれませんが、相手の言い分が正論だったなら、
あなたの裁量の範囲内で「目をつぶる」という方法もあるかもしれません。