自ら望む行動をとる


「目的を持って始める」

話や行動に強い説得力のある人と接すると、いつも感じる事があります。
行動の背景に、はっきりとした目的を持っているという事です。

「なぜこの商売をはじめたのか?」
「なぜこの仕事を続けられるのか?」
「もっと楽な道があったのではないか?」

他の人から見たら不思議に思える行動をとっていたとしても、明確な目的意識のある人は簡単にはブレません。

私自身、このような教えを受けたことがあります。

「何をするか(=Doing)を考える前に、自分がどうありたいか(=Being)を考える方が先だよ」

「あなたは、世の中や他人に対して、どのような影響を与える人になりたい?」

「その対象は誰?」

「そのために活かせるあなたの強みは何?」

一つ一つの質問に対して答えをじっくり考えることで、自分のありたい姿が浮かび上がります。

世界的なベストセラー『7つの習慣』では、このような形で書かれていました。

あなたが亡くなった時、葬儀の参列者から、あなたの人生について、何と言ってほしいか考えるように。

家族、友人、仕事関係者、地域の方が、それぞれどのような弔辞を述べられるのか。

あなたとの関係、あなたの人格、貢献、業績。
時には日々の忙しさから離れて、そうしたことを深く考えてみるように、と。

「目的を持って始める」ということは、目的地を決めてから飛び立つということです。

『活動の罠』つまり、日々の忙しさに追われて、やっている事そのものに意味があるかどうかを考えない状況に陥らないよう、たまには自らの行動の目的を振り返り、本当に望む方向を見定めるようにしましょう。


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