いい採用、いい教育。


「採用は過去を、教育は未来を見つめる。」

採用面接官は、よく「未来」について問います。

「将来はどうなりたいの?」
「入社したら、どんな働き方をしたいかな?」

職場の上司は、「過去」についてばかり問いがち。

「どうしてこんな事をしたんだ?」
「何度も言ってあったじゃないか」

でも本来は、逆。

「学生時代、一番熱心に取り組んだことについて教えてもらえますか?」

採用は、応募者の過去の行動事実を集めることで、将来の行動予測が立ちます。
なぜなら、人の行動習慣は簡単には変わらないから。

逆に、「何を考えているか」「これからどうしたいのか」という事と、「これからの行動」が一致するとは限りません。
それに「考えるのは自由」ですから、悪く言えば、面接の場において何とでも言えるという側面もあります。

「次はどうしたら上手くいくと思う?」

教育は、相手の将来の行動を変えるためにあります。
そして、できなかった原因を問い詰めるよりも、できるイメージを具体化する方が、ずっと学習効果が高いのです。
もちろん簡単にとはいきませんが、地道な支援・反復が人の習慣を変えていきます。


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