「できる人のマネをさせる」
あなたは、2:8の法則というのを聞いた事がありますか?
イタリアの経済学者のパレート氏が提唱した経験則なので、正式にはパレートの法則と言われます。
社会全体の所得の約8割は、約2割の高額所得者によって享受されているという事ですが、
そこから派生して、様々な組織でも成果の大半を生み出しているのは少数のハイパフォーマーと呼ばれる人たちだと解釈されています。
この傾向がそのまま当てはまるかどうかは置いておいたとしても、組織の中で「できる人」と「なかなか伸びない人」がいるのは事実だと思います。
そうした人たちの差は、何でしょう?
できる人とそうでない人の成果に差がつく理由は、それぞれがとっている「行動」の違いにあります。
たとえば、朝のホテルでお客様にご挨拶をする際、ただ「おはようございます」と言うのと、
「小室様、おはようございます。昨晩はゆっくりお休みいただけましたか?」とお声がけするのとでは、お客様からの反応が変わってきます。
ほんのちょっとの行動の差ですが、その積み重ねが成果に大きな差をつけるようになります。
ですから、できる人だけがとっている行動を見つけて、それを組織全体で学習することによって、8割のなかなか伸びなかった人たちも、できる人と同じ行動を身につけ、成果を高めることができます。