ムダな仕事に貴重な時間を奪われないために


「ひとつひとつの仕事の意味を問い直す」

【たとえば、資料作成業務の意味を問い直すと・・・】

上司: 小室くん、以前から作成してもらっているこの資料って、誰がどう使っているか知ってる?

部下: いえ、わかりません。私はただ言われた通りに資料作成しているだけなものですから。

上司: なるほど、そうだったのか。作成した資料は、誰に渡しているの?

部下: 営業部の阿部部長です。

上司: じゃあ阿部部長に一度、どう使っているのか確認してきてもらっていいかな?

(後日)

部下: 阿部部長に確認してきました。
この資料を見て、毎月の営業部の経費の使い方を確認しているそうです。

上司: 確認ありがとう。
でもそれなら、経理システムの帳票を直接見てもらえれば簡単に済むよね。
以前のシステムは経理部員しか使えなかったから、新システムになって全社員が閲覧できるようになったことを知らないのかもしれないね。

部下: たしかにそうですね。阿部部長に新システムの使い方を説明して、今後はこの資料作成はやめます。

(ここまで)

大切なのは、「この仕事をやめたら、誰がどのように困るのか」という質問に対して、
具体的な答えが出るまで、繰り返し掘り下げて追求すること。


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