効果的に叱るための二つのポイント


「してはならない行動をした時にだけ、具体的な事実をもって叱る」

「ほめる」のは、相手の行動を促進するため。
「しかる」のは、相手の行動を抑制するため。

だから、部下を叱るのは、部下がしてはならない行動をした時だけ。

もしも、やり方がわからずに試行錯誤したり、新しい工夫をしようとしている時に、
「やり方が違う!」「何をやっているんだ!」などと叱られたら・・・
そうした残念な経験を積み重ねることで、「余計なことはしない」ただの指示待ち人間が出来上がる。
だって、自分の頭で考えたり、チャレンジしたら叱られるから。

叱るべき行動とは、たとえば、自分や周囲の人間を傷つける可能性のある危険な行為や、
あらかじめ決めた約束を守らなかった場合など、必要最低限のこと。

もしも適切でない場面で部下を叱ってしまったら、
「先ほどはカッとなって悪かった。もっと君の話を聞くべきだった。初めてのケースだったんだって?」など、
できるだけ早く自らの過ちを認め、部下の行動には問題がなかったことを伝えよう。

叱る際のもう一つのポイントは、具体的な事実を取り上げて叱ること。
こちらの解説は、また明日。


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