具体的な課題分析とは


「目に見える行動、耳で聞こえる言動に注目する」

おはようございます!
つなぐ経営コンシェルジュの小室です。

昨日は、部下の長所探しについてお送りしました。
いつもアドバイスしてくださるご購読者様から、次のコメントを頂きました。

「小室さん、ここがいいですね。
正しい行動をする→あなたから認められる→また正しい行動をしたくなる」

「行動の後の良かった体験」
行動を続けさせるために、行動の後の結果に気を払うことはとても大切です。

さて、それでは本日のテーマ「具体的な課題分析」ついてご説明します。 
「目に見える行動、耳で聞こえる言動に注目する」

変えたい/問題があると思う行動を、具体的に、明確に定義しなさいということです。

たとえば、仕事のできない部下や後輩を「やる気のないダメな奴」と見なすのではなく、
その行動に関して「日常点検の際に確認項目を見落とす」という問題があると定義します。

そうすることで、問題解決の方策が、精神論に陥りがちな「やる気を出させる」ことではなく、
「チェックシートを使って、一項目づつ確実にチェックしながら点検させる」ことであると考えることができます。

「ダメな奴」「能力の低い人」このようにレッテルを貼るのではなく、
「やればできる」「今は正しい手順で練習した経験が不足しているだけ」というのが、
部下を育てたい上司に必要なマインドです。

そしてこのように分析する利点は、問題行動への対策が具体化される事のほかに、さらにもうひとつあります。

後者の方法では、やったかのか、やっていないのか、
誰が見ても同じく結果の判断ができると思いませんか?

指導者としては、当然フィードバックしやすいですし、
別の人が指導する際もブレが小さくなりますから、学習者は迷いなく取り組むことができます。


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