『時には、相手の話を黙って聞き続ける』

昨日は、あるクライアントの方とのコーチングセッションの日でした。
ですが、クライアントの方の前進をサポートできた実感が私にあまりなかったので、コーチング終了後に感想を聞いてみました。
以下が、その回答です。

『わたしは、何にも考えていないところから、グズグズ自分で考えて話していくことを待ってもらう形で聞いてもらえたのがよかったです。

気持ちが落ちてる時は前向きな目標設定がキツイ時もあり、いつも前向きなことを求められるコーチングというのは、松岡修造ぐらいでないと受け入れられないかもなんて思ったり。
今は元気な目標は立てられないなぁということもあり、そんなことに気づきました。

でも○○の計画ができて少し楽しみになりました!!ありがとうございます!
またよろしくお願いしますね!』

このお話を聞いて、「いつも前向きな目標設定」を求めるのがコーチの務めなのだと、これまで勘違いしていたことに気づきました。
相手の気持ちやその時の望みに沿うというコーチの基本に立ち返った思いでした。

そしてもう一つ思ったことは、職場での教育も同じだろうという事です。

特別何かあった時や落ち込んでいる時に、その相手に新しいことを吸収してもらおうとしても無理があります
時には、ただ相手の気持ちが落ち着くのを待ったり、思いや悩みを黙って聞き続けることも、指導者の大切な役目なのかもしれません。

後日、相手が持ち直した時、そんな指導者からの教えは、自然にすっと入ると思います。
『学ぶ』『教える』の間で大切な役割を果たす『信頼関係』が、そこには感じられるからです。