『あらかじめ練習させる』
昨日は久しぶりに小樽市主催のCSP(コモンセンス・
CSPとは、
昨日のテーマは、セッション4「予防的教育法」です。
予防的教育法とは、この先子供に起こりうる状況に備えて、
ひとつ例を示します。
- 「○○君、今ちょっといい?」
「夕食ができたよ」とお母さんが呼んだら、聞こえた合図に「わかった」と言ってほしいの。
そして、まっすぐに帰ってきてほしいの」
(とってほしい行動の説明。具体的に、肯定的に、簡潔に。) - もしすぐに帰ってきたら、夕食後にまた遊べる時間が増えるわ。
(理由の説明。子どもの側に立った理由を。) - 一度、実際にやってみようか。
呼ぶからね、何と言って、どうするのかを見せてね。
(練習する。楽しく、短く。) - よくできたわね。
さあ、遊びに行ってらっしゃい。
いい、お母さんが呼んだら、「わかった」と返事をして、すぐに帰ってくるのよ。
(励まし)
そして実はこの方法は、子どもだけでなく大人にも効果的です。
たとえば部下が新しいことをしようとしている時や、
- 小室くん、次に君の後輩が失敗をしてしまったら、「
そんな事もあるよね。次はどうしたらいいと思う?」 と言ってほしいんだ。 - そうすることで、
君の後輩に自分の頭で考えるきっかけが生まれて、 同じミスをしなくなる可能性が高まるから。そうしたら、 君のイライラも減るでしょう。 - 僕の説明わかったかな?一度復唱してもらえる?
次に小室くんの後輩が失敗をしたら、何と言って声をかける? - (小室くんに自分がすべきことを復唱させる)
- 「うん、いい感じだ。
小室くんはきっと後輩にとって話しかけやすい先輩になれるよ。