『ワンフレーズづつ聴衆に目を配る』

今週、知人が主催するプレゼンテーションセミナーに参加しました。
それは、久しぶりに心を大きく動かされるセミナーでした。

「プレゼン?結局は内容次第でしょ。」
今にして思えば、そのような思いをもって臨んだセミナーだったのですが、伝える技術の影響力の大きさを思い知ることになりました。

「プレゼン」と聞くと、聴衆が数十人から数百人いる大々的なものを想像されるかもしれませんが、実際には、職場の朝礼やミーティングなどの場で、特に管理者の方はその機会が多いと思いますので、少し紹介させて頂きます。

私がこれまで心を大きく動かされたセミナーの共通点は、「このセミナーによって、受講者に変わってもらいたい」という強い思いが感じられることです。

もうひとつの共通点は、講師自身が言っていることを実践されていることです。
プレゼンセミナーを受けているのに講師のプレゼンがわかりづらいのでは、全く説得力がありません。

その点、昨日の講師の神崇仁氏は見事でした。
セミナーを受けている中で、その並外れたプレゼン能力がひしひしと伝わってくるのです。

2時間という短時間でしたので、セミナーの中ではその一部のみを種明かしして頂きました。
ポイントは「非言語」行動にあるそうです。 つまり、身ぶり・手振り・表情・目線・声のトーンなどを使い分けるということです。

その卓越した技術ですが、講師は、ひとつひとつの手順を理解して反復すれば、誰でもできるようになると言います。

たとえば目線の配り方。

聴衆全体に対して順に目を向けていくことはよく言われますが、もっと具体的に、ワンフレーズづつ一人一人と目を合わせていくといいということを、体験を通じて教えてくれます。

間(=聴衆が自身の内部で言葉を理解する時間)をとりながら、一人づつに対して体ごと向き直していく動作は、慣れないとなかなか難しかったですが、セミナー終了時には参加者のほとんどができるようになっていました。

そしてその間、講師は肯定的なフィードバックで聴衆のロールプレイの良い点をほめ続けます。

というわけで、ここでも行動分解と行動強化の効果を実感してきた次第です。
あなたの部下育成にも、何らかのヒントになれば嬉しいです。

▼神崇仁氏のホームページ
http://takahitoko.com/