「共感表現と承認によって、また話したいと感じさせる」

相手からの報連相を増やしたいのであれば、報連相をしたいと思われる自分になりましょう。

たとえば、部下から「阿部部長、先日ご指示いただいた件、このようにやっておきました」
と報告を受けた際に、
上司であるあなたが、「この部分の仕事が甘い」とか、「次これやっといて」のように、
何の受け止めもなかったとしたら、報告した部下はどのように感じるでしょうか?

もしかすると、普段からこのような会話に慣れてしまっている場合は、
「別になんの問題もないのでは?」とお感じになられるかもしれません。
というのも、ほとんどの職場、ほとんどの上司がこのような対話をしているのが現状だと思うからです。

もっと残念な対応としては、「小室くんはよくこの失敗するよね」とか、
「この前も別の失敗してたのは、注意力が足りないんだよ」などのように、
皮肉や今回の失敗とは関係のないことまで持ち出して、
非建設的な(=具体的に何をすればいいのかわからない)説教話をすることでしょう。

身に覚えのある方は、ぜひ改善を心掛けましょう。
上司は部下のために良かれと思ってやっていても、相手にはまずそのようには受け取られませんので。
その証拠に、そうした話を聞かされた相手が改善することはほとんどありませんし、
「うざい上司」というレッテルをはられて、心が離れるのがオチです。

では今度は別の対応例を示してみましょう。

  • 部下 「阿部部長、先日ご指示いただいた件、このようにやっておきました」
  • 上司 「小室くん、他の業務も立て込んでいる中、すぐに対応してくれてありがとう」
  • 上司 「この部分をこんな風に変えたら、もっと良くなるんじゃない」
  • 上司 「次はあの仕事も頼めるかな。経験だと思って。留意点は~」
  • 上司 「何か私に聞きたいことはあるかな?念のため一度復唱してもらってもいい?」

共感表現や相手の言行を認めることで、部下の受け取り方が変わることをお感じいただけましたでしょうか

あなただって忙しい中で何とか時間を作って対応した仕事に対して
上司から「時間かかりすぎだよ」「なんでこんなにかかったの」などと言われたら、
「私の苦労も知らないで」「もう勝手にすれば」という感じで、その上司とは話したくなくなりませんか?

あなたの上司力をさらに高めるために、まずは今日中に一回、
「共感と承認」を意識して取り入れてみませんか?