「相手に関心を注ぐ」

今週は少ししつこく「効果的なほめ方」について書きたいと思います。

日頃から相手を認めようと意識することは、その相手に関心をもつことにつながります。

具体的な行動を認めるためには、その相手の行動をよく観察する必要がありますし、
行動を促す理由(=相手にとってのメリット)を伝えるためには、相手の関心のありかを知る必要があるからです。

アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーは、その著書の中でこう述べています。

『他人のことに関心をもたない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそういう人たちのあいだから生まれる』

また、人は皆、他のだれよりも自分に関心を寄せてほしいと心の奥底では願っています。

あなたは集合写真を見る時、最初に誰の顔を探しますか?
隣国の非常事態宣言に関する記事と近所のスーパーの特売チラシ、どちらを詳しく見ていますか?

人は、自分に対して関心を抱き、話を聴いてくれる相手のことを好きになります。
そして、好きになった相手の話はしっかりと聴いて、応えたいという返報性が働きます。
(心理学の分野では、「返報性の原理」として広く知られています)

つまり、あなたが相手に関心をもつことで、あなたの言動の影響が大きくなるということです。
その鍵となる「効果的なほめ方」を、あなたの置かれた環境で実践してみてはいかがでしょうか。

  1. 「小室君、すごく良くなったね」 (賞賛を与える)
  2. 「相手の話を落ち着いて、最後まで聞けていたよ」 (望ましい行動を表現する)
  3. 「そうしていたら、相手も小室君の話を聴いてくれるようになるから」 (理由を述べる)
  4. 「私も安心して任せられるよ。ありがとう」 (良い結果を与える)