「相手の話を受け止める」

こんばんは。
つなぐ経営コンシェルジュの小室です。

2015年の大晦日、あなたはどのように過ごしていらっしゃいますか。

自分の一年を振り返ると、周囲で支援してくださる方々のおかげで、徐々にお取引してくださるお客様が生まれ、研修講師や行動改善コンサルタントとして本格的に事業を始められた年でした。

メルマガを読んでくださる方も増え、申し訳ないと思いながらもなかなか文章を書く時間を確保できず、この年末にかけて発信頻度がガクッと落ちてしまったのが反省点です。
来年は週一回の配信を継続していこうと考えております。
引き続き本メルマガを読んでいただけたら嬉しい限りです。

それでは、本日のテーマについて考えていきましょう。

組織やチームの成果を高めるためには、メンバーがより成果につながる行動をとる頻度を高める必要があります。
そのためには、より良いやり方に気づいてもらったり、その新しいやり方を続けてもらうことが大切です。

それでは、あなたが新しいやり方に気づいたり、続けてやり抜くための力を得るのは、どんな時でしょうか?

多くの場合、人は他人との対話の中から新しい気づきを得たり、また、取り組みをやり抜くための応援を受けているものです。

つまり、組織内のメンバーとの対話を増やすことによって、気づきを増やしたり、継続力を高めたりすることができるというわけです。

▼参考記事「MITダニエル・キム教授が提唱する組織の成功循環モデル」
http://tsunagu-concierge.jp/2015/12/07/mailmagazine-backnumber-192/

相手との対話を増やすには、自ら話しかける回数を増やすか、相手から話しかける回数を増やす必要があります。

とりわけ相手から話しかけられる回数を増やすためには、あなたが相手にとって「話しかけたい人」になることが有効です。

ところで、あなたが「話しかけたい」と思うのは、どんな人でしょうか?

たとえば、対話の後に「元気になった」「楽しかった」「安心した」「落ち着いた」「考えが整理された」「新しいアイデアが浮かんだ」などのような、「この人と話ができて良かった」と感じる経験をした時に、「またあの人と話したい」と感じると思いませんか。

もしもあなたが次の対話の中に出てくる部下だとしたら、話し相手の上司のことを一体どのように感じるでしょうか?

  • 部下: 「小室課長、すみません、先日のあの件で少しご相談したいのですが」
  • 上司: (パソコンに向かって手を動かしたまま)「今忙しいから手短にね」
  • 部下: 「実は先日、私の外出中にお客様から電話があり、島田さんがその要件を聞いてくれたのですが・・・」
  • 上司: 「手短に、と言ったよね。途中の過程はいいから、結論だけ言うように。要は私に何をしてほしいの?」

もう一例みてみましょう。

  • 部下: 「小室課長、すみません、先日のあの件で少しご相談したいのですが」
  • 上司: (パソコン操作の手を止め、画面から顔を上げて)「いいよ。ここにかけて」(隣のイスに座るよう勧める)
  • 部下: 「実は先日、私の外出中にお客様から電話があり、島田さんがその要件を聞いてくれたのですが・・・」
  • 上司: (話している部下の表情を見ながら、「うんうん」とうなずいて、話し終えるまで口を挟まずに聴き続ける)

あなたがこの部下だったとしたら、どちらの上司に対して「しっかり話を聴いてもらえた」と感じますか?

人は他の誰よりも自分自身に一番関心を抱いています。
その自分に関心をもってくれる人、自分の名前を呼んでくれる人、自分の話を聴いてくれる人に好感を抱き、信頼を寄せ、「また話したい」「もっと関わりたい」という感情を抱くようになります。

相手から話しかけられるようにするには、相手にとって気持ちのいい聴き手になることが大切ということです

この「聴く技術」はコーチングやカウンセリングにも通じていて、あらためて学ぼうとすればとても深く体系立てられているのですがまずは次の三点を実践することから始めてみてはいかがでしょうか

  • 相手の方に向き直る(おへそを向ける)
  • うなずきながら聴く
  • 最後まで口を挟まずに聴き続ける

きっと、話を聴き終えた時の相手の反応の違いに驚かれることになると思います。

それでは、本年も本メルマガをお読みいただき、数多くの励ましのメッセージやアドバイスを頂けたことに深く感謝しながら締めくくりたいと思います。
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。