こうして、部下に行動をはじめてもらう


『具体的に、肯定的に、伝える』

部下や後輩に新たな行動をはじめてほしい時、あなたならその事を相手にどのように伝えますか?

行動してもらうためには、まずその手順を理解してもらう必要があります。
そして相手の理解を促すためには、わかりやすい表現をすることが大切です。

行動表現のポイントは、次の三点を意識して肯定的に伝えることです。

  • 目に見える事を表現する。
  • 耳で聞こえる事を表現する。
  • 数で表現する。

逆に、次のような曖昧な非行動表現はNGです。

  • 「ちゃんと」「きちんと」
  • 「やる気出して」「気合を入れて」

少し具体例を見てみましょう。

  • NG例 「お客様の前なんだから、シャキッとしろよ」
  • OK例 「お客様の前では、手をへその下で組んで自然な笑みを浮かべて立つように」
  • NG例 「イベント当日はしっかりしてよ」
  • OK例 「イベント当日は午前8時30分には集合してスタンバイ始めてね」

この行動表現による説明に続けて、その行動を起こす理由や仕事の全体像を示し、練習までさせられたら、相手は大概の行動をはじめることができます。


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