なぜこの教え方をすると行動を起こしてもらえるのか


「本人にとっての行動を起こす理由と手順を明らかにする」

おはようございます。
つなぐ経営コンシェルジュの小室です。

昨日は、新たな学びを行動に移してもらう可能性を高めるためには、学び手自身のアウトプット体験が重要なことをお伝えしました。

簡単におさらいしてみましょう。

  1. 外国人観光客向けの最新のマーケティング事例についての講義をただ聞かせるだけ。
    (⇒ 学びを行動に移せる人は多くない)
  2. その講義を聴いて、自らの行動にどのように活かしていきたいのか書かせる、発表させる。
    たとえば、「タイでは桃が高価なフルーツの代表で大人気との事だから、自施設の近くにある○○桃園と提携して呼び込みを図ってみよう」などのように。
    (⇒ 行動を起こしてもらえる可能性が高まる)

つまり、新しく受け取った情報を使って、自身の置かれているシチュエーションに置き換えて何ができるのかを考えてもらうことによって、具体的な行動プランが明確になります。

この時、学び手の頭の中では次の二つのイメージが同時進行するからです。

  1. その行動を起こすことで、いつ頃どのような効果が生じるのか。
    (来秋のタイからの旅行客が○割増える、など)
  2. その行動の細かな手順。
    (○○桃園に連絡する。タイの旅行者がよく見る観光雑誌、ウェブサイト等を調べる。など)

本人にとって (コレ、重要です!)
行動を起こす理由と手順が明らかであれば、自ずと行動は始まります。

日常業務においても、『電話応対マニュアル』をただ渡しただけで終えるのではなく、
少しの時間を割いて受け答えのロールプレイングをするだけで、細かな言い回しや声のトーン、間の取り方などが上達し、自ら進んで電話をとれるようになるものです。


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