行動分析学の概念:行動随伴性ーその行動は環境に変化を与えるのか。


おはようございます。
つなぐ経営コンシェルジュの小室です。

この二日間、北海道は数年に一度の暴風雪と報じられ、
道東地域にお住まいの方々は本当に大変そうでしたね。
札幌市・小樽市は想像していたほどではなかったのですが、
それでも小中学校は全校休校となり、我が家の娘ものんびりしていました。

さて今週も、嬉しい声を一件紹介させてください。

「毎日メルマガ読んでます!頑張ってくださーい!
先週のいい会議ダメな会議、勉強になりました。
私も常日頃、支社のミーティングが時間の無駄に感じていましたが、何がダメなのか整理できました。
メールで纏めて流せば共有できることの報告のみで、今後の目標に向かって何をすべきかの共有が全くなく、意見も誰も言わないミーティングだからかぁと思いました。
私もいろいろダメだと感じたら動くべきなんでしょうけど、角が立つ言い方しかできず、だんだん面倒になってきて、どんどんいい加減になってきていることを反省する機会になりました。」

日常的な活動(=ここでは会議)にあらためて目を向けて、
問題意識を感じているところが素晴らしいですよね。

特に上の立場の人を変える、っていうのは難しいんですけど、
それでも絶対にできないことではありません。

私からの提案は、やはり好子を意識的に増減させることで、
できるだけ角が立たないように、マイルドに上司の行動に影響を与えていくことです。
来週配信するメールマガジンの中で解説しますね。

それでは、今週の解説を。

「行動随伴性を理解して、行動が環境に与える影響を知る」

随伴性。ちょっと難しい言葉ですよね。

訓読みすると「随う(したがう)」「伴う」ということなので、
つまり行動随伴性とは、行動に何かがついてくる、という意味なんです。

  1. ある条件の下で、
  2. ある行動をすると、
  3. ある環境の変化が起こる、
  4. という行動と環境の関係

まだわかりづらいですね・・・
もっとシンプルに言えば、こういう事です。

「~の時に、~の行動をすると、~が起きる」

この「~」にあたる部分を明らかにすると、
たとえば問題行動がなされる原因や、
あるいは望ましい行動がなされない原因などを突き止めることができます。

  1. 部下がミスした時に、
  2. 怒鳴りつけると、
  3. 部下の行動が止まる。

もっとシンプルに、二段階で考えてもいいです。

  1. 上司に新しい提案をしたら、
  2. 「余計なことはするな」と言われた。

この三段階、あるいは二段階の表現法を「随伴性ダイアグラム」といい、
好子(あるいはその反対の嫌子)の増減による行動強化や行動弱化の流れの整理・確認に役立ちます。

「好子」の解説はこちら。
http://tsunagu-concierge.jp/2014/12/13/mailmagazine-backnumber/

「行動強化」の解説はこちら。
http://tsunagu-concierge.jp/2014/12/19/mailmagazine-backnumber-8/

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【今週末の気になる小樽スポット】

冬の小樽運河クルーズ
http://annnaiotaru.jugem.jp/?eid=645

12月25日までに、16時出航便に乗船すると、
青の運河の中を楽しめるようですよ(^^♪

幻想的な青のイルミネーションで小樽運河を彩る「青の運河」
http://otaru.gr.jp/snowstory/event/canalblue/
わたしも昨日ふらっと眺めてきました(^_^)

また来週もご購読よろしくお願いします。


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