部下の問題行動を正す(具体例)


「特に、共感的な表現と小さなしまった体験が大事」

おはようございます!
つなぐ経営コンシェルジュの小室です。

昨日は母校・小樽商科大学同窓の先輩方と会合に参加させて頂きました。
その後の懇親の席で、今週のメールマガジンは話がなかなか先に進まず、ご不満が残るとのご指摘を頂きました。

し、失礼しましたー\(◎o◎)/!!!

自分ではじっくり丁寧に進めていたつもりになっていたのですが、
お忙しい朝や仕事の合間に時間を割いてお読みいただいている皆様の立場になれば、
やはり簡潔に、端的に結論を示すことが大切な事なんだなと、反省いたしました。m(_ _)m

というわけで、早速、セッション5「問題行動を正す教育法」の4ステップをご紹介します。

  1. 問題行動をやめさせる。
  2. 悪い結果を与える。
  3. 部下にしてほしいことを説明する。
  4. 部下にしてほしいことを練習させる。

以前に確認したにも関わらず、相変わらずデスク上に様々な資料を散らかしたままにしている部下に対して、問題行動を正す教育法を使う例をあげます。

  1. 小室くん、一旦手を止めて、私の話を聞いてもらえるかな。(穏やかに注意をひく)
    小室くんが毎日、多くの業務を担当して頑張ってくれているのは知っているんだ。(共感的な表現)
    でもデスクの上に色々な資料を散乱させたままにしておくのは改めよう。(わかりやすい現状説明)
  2. まずは今、他の仕事に取り掛かる前に、このデスクの上を片付けてしまおう。
    (感情的な表現を避け、部下の「しまった体験」を導く)
  3. 以前確認したように、新たな資料はその日のうちに整理するのが基本だ。
    でなければ必要な時に該当資料を探す時間が増えてしまい、非効率だからね。
    (具体的な取るべき行動を説明する)
  4. 次回からは、いつ、どのような状況を作ったらいいのか、小室くんから説明してもらえるかな。
    (部下に練習させる。そしてできたらほめる。できなくても励ます)

特に大切なのは、ステップ1の中で触れている「共感的な表現」、ステップ2の「小さなしまった体験」です。

ここを抜かしてしまったり、誤ったりしてしまうと、否定的・強制的な指導に陥りがちとなり、
バッドサイクルが回り始める可能性が高まります。

今回説明したセッション5「問題行動を正す教育法」は、
あらかじめ確認していたにも関わらず、約束どおりに実行できなかった場合に使うことが原則。
通常は、セッション4「予習的教育法」とセッション3「効果的なほめ方」を用いたコミュニケーション・教育を図り、
このセッション5「問題行動を正す教育法」は、できるだけ使用しないという意識をもつのがオススメです。

あなたが昨日想定された、部下の問題行動にも置き換えて、ぜひ考え、練習してみてください。

▼グッドサイクルとバッドサイクルとは。
http://tsunagu-concierge.jp/2015/03/10/mailmagazine-backnumber-71/

▼なぜ小さなしまった体験なのか。
http://tsunagu-concierge.jp/2015/03/16/mailmagazine-backnumber-75/


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