部下の育成に自信を持つためには


「グッド・コミュニケーション・サイクルをつくる」

昨日のメールマガジンで触れた通り、今週はCSP(=コモンセンス・ペアレンティング)の内容を、大人相手に読み替えてお伝えしていきます。

▼昨日の内容はこちら。
http://tsunagu-concierge.jp/2015/03/09/mailmagazine-backnumber-70/

まず本日は、CSPがどのようにあなたのお役に立つのか、今週の学びの目的を確認しましょう。

「非暴力・非暴言の教え方を身につけることで、部下と良好な関係を築きながら育成できるという自信をもつこと」

ちょっと長くてわかりづらいですか?

それでは、より理解を深めるために、上司と部下のコミュニケーションが望ましくない状況を想像してみましょう。
【バッド・コミュニケーション・サイクルの例】

  1. 部下: 小室課長、明日の会議資料を完成させました。
  2. 上司: ん?バカヤロー!指示した内容と違うだろうが!!しかも、もうこんな時間だし。(否定的・強制的な指導)
  3. (上司と部下の関係は悪化。部下は何が悪かったのかよくわかっていないが、怒鳴られた上司には聞きづらい・・・)
  4. (部下は次回も失敗してしまう)

それに対して、CSPがゴールとするのはこちらの状況です。
【グッド・コミュニケーション・サイクル】

  1. 部下: 小室課長、明日の会議資料を完成させました。
  2. 上司: ありがとう。え~と、この部分は私の指示が曖昧だったかな。このように変えてごらん。(肯定的・自発的な教育)
  3. (上司と部下の関係が改善。部下は次に何をすべきかを明確に理解している。)
  4. (部下は次回はうまくやる)

ここで、上の二つの例をよく見比べてみてください。
最終的な結果に違いが生まれた原因は、「ステップ2.上司の行動」にありますよね。

バッド・コミュニケーション・サイクルに陥っている上司と話をしてみると、多くの方が部下についてこう言います。
「何度言ってもわからない」「仕事をナメている」「考えが甘い」

部下を育てたいと思ってはいるけれども、どうしていいのかわからずに、否定的・強制的な指導をする。
そしてその結果、部下の行動が思うように改善されないから、否定的・強制的な指導がさらにエスカレートする。
最悪、パワハラ・メンタル不調・離職などにつながってしまうかも。

ではどうしたら、このバッドサイクルから抜け出せるのでしょうか?

答えはシンプル。
グッドサイクルづくりに欠かせない肯定的・自発的な教え方を身につければよいのです。

明日はCSPの全体的な体系についてお伝えします。
配信をぜひ楽しみにお待ちください!


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